ペーパードライバーだから知っておきたい、令和の運転常識

道具の進化で技術は変わる!
ぼくがこどもの頃は、みんな野球をやってました。「野球とサッカーは男子のたしなみ」というくらい、できて当たり前のものでした。
当然ほとんどの男子は、近所の野球チームの所属します。
そこで教えられたのは、「ボールは必ず身体の正面で、両手で取れ」というものでした。ゴロでもフライでも、身体の正面で取らないと怒られました。
それが今はどうでしょうか?
フライを身体の正面で、しかも両手で取っている野球選手は一人もいません。みんな身体を斜にして片手で取ります。
なぜなのか?
道具の進化です。
ぼくらが指導を受けた世代のグローブは質が悪く、座布団のようなグローブでした。ボールが収まる場所も浅く、両手でしっかり取らないとエラーしやすかったのです。
ぼくらが少年野球をやっていたころには道具も進化していましたが、それでも教え方は昔のままだった、ということです。
車もどんどん進化している!
家族に運転を教わろうとしたとき、むかし教習所で習ったことを思い出すとき、今の常識とは違うことはたくさんあります。
① バックするときには車を動かしながらハンドルを回せ!→問題なし
クルマを停めたままハンドルを動かすことを「すえ切り」と言います。
家族に運転を習ったときに、いちばん注意されるのはこれではないでしょうか?
昔はパワーステアリング(通称パワステ・ハンドルを楽に回す機能)がありませんでした。なので、ハンドル操作をタイヤに伝える部品に負荷がかかると言われました。
でも今は全部の車にパワステが付いています。すえ切りしても、ハンドルを回す電動パワステでも油圧式の油圧ポンプやホースも問題ありません。
駐車するときにすえ切りするくらいは、タイヤの摩耗も含めて、何も問題無いのです。
②停まるときはポンピングブレーキ。滑りやすい路面ではなおさら!→問題なし
パワステと同様、今のクルマにはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が付いています。
どんなに急ブレーキを踏んだとしても、タイヤがロックして滑り出すことはありません。(ドリフトのように、わざとハンドルを曲げて滑らすのは別)
とっさの時に人間が調整しながらブレーキを踏むよりも、機械任せのほうがタイヤをロックさせずにちゃんと止めてくれます。
もちろん急ブレーキにならないようにするのが前提ですが、もしもの時は加減せずにブレーキを強く踏んでください。
③雪の下り道など、滑りやすいところではエンジンブレーキで走行→問題なし
さきほども書いたように、今のクルマにはABSが標準装備されています。
ブレーキを踏んでもタイヤはロックしません。
オートマも進化していて、自動で適切なギアに変速します。
また、エンジンブレーキは駆動するタイヤにだけブレーキがかかりますが、足で踏むブレーキは4つのタイヤ全部にブレーキがかかります。
雪道でもDのまま、ブレーキを踏みながら進んで大丈夫です。
④坂道発進のときはサイドブレーキ(パーキングブレーキ)→問題なし
昔の教習所の坂道発進では、必ずサイドブレーキを引かされました。
今のクルマはヒルスタートアシスト機能というのが付いています。
坂道でも、2秒間はクルマが後ろに下がってしまうということはありません。
古い車で、この機能が付いていないものでも、日本車ならクリープ現象(ブレーキを離すとゆっくり前に進むこと)がありますので、よほど急な坂道でない限り、後ろに下がることはありません。
※前に乗った古いアルファロメオはクリープ現象が無く、オートマでもサイドブレーキを引いて坂道発進しました。
⑤走り出す前の暖機運転→問題なし
暖機運転が必要だったのは、エンジンにガソリンを送るのがキャブレターだった時代です。
今はバイクでも電子制御のインジェクションが、エンジンにガソリンを送っています。
よほどマニアが乗っているような旧車でない限りは、キャブレターの車はありません。
現代のクルマはエンジンをかけて、すぐに走り出して大丈夫です。
現代では、そのほうが無駄な二酸化炭素も出しませんし、ガソリンも無駄にしません。
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