ペーパードライバーも覚えておきたい、車はどのくらいの水まで走れるの?

大雨の走行

大雨の中の走行

各地で大雨のニュースが流れてきます。

日本は四季がはっきりしていると言われてきましたが、春と秋はどこかに飛んでしまって、夏と冬ばかりの季節になってしまっています。

温暖化と言われて久しいですが、1980年代までは関東で35度を超える日は、平均2~3日だったようです。

今では35度など当たり前。内陸の熊谷、前橋などは40度の日もあったりして、これはもう低温調理器の中です。

気温が高くなると海水温が上昇。水蒸気の量が増え、ゲリラ豪雨や冬のドカ雪になるそうです。

そんなゲリラ豪雨や線状降水帯に巻き込まれたら、我々はどうすれば良いのでしょうか?

極力、水には入らない

大雨の中を走っていて、大きな水たまりがあったら避けるのが賢明です。

水たまりの水は濁っているので、下に何があるのか見えません。

ただの水たまりだと思っていても、もしかしたら下水管の破損などで、思っているよりも深いかもしれません。

また、道がアンダーパスの場合は、水深がわかりません。

車のエンジンはガソリンに火を点けて、その爆発で動いています。エンジンの中では常に火が燃えているのです。

当然、エンジンに水が入れば火は燃えません。

水しぶきでエンジンに水が入る高さ、自動車の後ろにあるマフラーから水が入る高さになったら、車は動かなくなります。

具体的な水の高さは?

大雨・洪水・津波などで水位が上がったり、大きな水たまりの水面から地面までの深さのことを浸水深といいます。

浸水深が大きくなると、車は水の抵抗を受けて走行が困難になります。

JAFの実験では、一般的な車は浸水深30cmは走行できました。

しかし同じ浸水深でも速度が高早くなると、巻き上げる水の量が多くなり、エンジンに水が入りやすくなります。

水の抵抗は想像以上に大きく、同じようにアクセルを踏んでいると止まりそうになります。マフラーからの逆流を防ぐ意味でも、かなりアクセルを踏み込み必要がありますが、早すぎると跳ね上げる水も多くなります。

目安は30センチ、バンパーが少し水に浸かる高さを目安にして、それ以上の水位だと思われる場所には入らないでください。

走っていて、水がボンネットの上に来るようであれば、走れなくなるのはもう時間の問題です。

もし車が水没してしまったら

台風や大雨の際は、急な道路の冠水や川の増水が起こりやすくなります。

冠水した道路は見た目だけでは深さが分からないため、進入してしまうと思いのほか深いことがあります。

もしも想像以上に深い水たまりにはいってしまったとしても、運転席にいる限り、すぐには浸水してきません。

あれ?と思ったころには、車が水に浮いて、前にも後にも動かなくなります。

そのうちエンジンの吸気口が水を吸ってしまったり、マフラーが水圧でふさがれてしまってエンジンが止まり、そのまま立ち往生ということになります。

海や湖に落ちたのとは違いますから、すぐにそのまま沈むことはありません。

エンジンを切って、落ち着いて車を出て、助けを呼んでください。

繰り返しになりますが、運転中に大雨に遭遇した際は、川沿いや海岸沿い、高架下や立体交差のアンダーパスなど、周囲より低い場所には絶対に進入しないでください。

また、水位が上がってからの自動車での避難は大変危険なため、絶対に控えましょう。

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