ペーパードライバーならやってみよう!助手席・後席でのトレーニング方法

助手席、後席でイメージしてみよう

ペーパードライバーがいきなり運転席に座るのは、どうしても怖いもの。

今回はペーパードライバーが助手席や後席に座ったままでもできる運転のトレーニング方法をご紹介します。

もちろん、実際にハンドルを握るわけではないので、そのままで運転できるとは言いませんが、イメージするとしないとでは全然違います。

観察トレーニング

助手席から道路を観察し、交通の流れや他の車両の動きに注意を払います。実際に運転席に座っていることをイメージし、信号や標識の確認、歩行者の行動などに焦点を当て、運転者がどのように対応しているかを観察します。

実際に運転している人に、今は何を見ているかを聞いてみてもいいかもしれません。

なぜ、アクセルを踏んだのか、ブレーキを踏んだのか、わからないことがあればドライバーに聞いてみましょう。見落としている情報があるかもしれません。

正しい観察の仕方や判断力を学ぶことで、将来自分が運転する際に役立ちます。

ルールやマナートレーニング

交通ルールやマナーに関する知識を助手席から勉強し、理解します。

今はどっちが優先?この標識はどんな意味?など質問しながら、道路標識や交差点での優先権、交通信号の意味などを学びます。

特に気を付けて見ていてほしいのがスピードです。

車の流れに乗るとは、どのくらいの車間距離で走っていればいいのか。

車線変更の時のスピード感や、目の付け所です。もちろんわからなかったらドライバーに質問しましょう。

さらに、ハザードやパッシングの使い方など、運転者同士のコミュニケーションや安全な運転の仕方についても学習します。

シミュレーターゲームの利用

コンピューターゲームの中には、リアルな運転シミュレーションを体験できるものがあります。

プレイすることで、交通ルールの理解や運転の基本的な操作を学ぶことができます。

ただし、以前のコラムでも書きましたが、ゲームの運転と実際の運転は異なるため、あくまでトレーニングの一環として利用することが大切です。

特にスマホでできる運転シミュレーターに関しては、車両感覚や視界が違いすぎるので、あまり練習になるとは思いませんが、駐車ゲームは、ハンドルをどっちに回すなど、基礎的な事項の練習にはなります。

ペーパードライバーが駐車の際にいちばん迷うのが、ハンドルをどちらに回せば良いか、ということです。

ゲームであっても迷わずに、どちらにハンドルを回せば良いかがわかれば、実際の運転時にも迷わなくて済むと思います。

ロールプレイ

助手席に乗りながら、仮想的な運転をするロールプレイをしてみましょう。

シート、ミラーを合わせ、エンジンをかけるところから、いっしょに行います。

自分が運転手だと仮定し、交差点や交通シーンでどのように対応するかを実際のドライバーと話し合ったり、ドライバーの運転を観察します。

イメージの中でも臨場感を高めることで、リアルな運転の状況に対する対応力を養います。

後席でのトレーニング

後席に乗った場合は、特にミラーでの確認のトレーニングができます。

車の後方を確認するサイドミラーとルームミラーは、ドライバーから良く見える位置に調節しているため、助手席から右後方を確認するのは難しくなります。

右側の後部座席(ドライバーのうしろ)に座り、なるべくドライバーと同じものを見られるようにすると良いと思いでしょう。

その上で、目視で見える範囲とミラーで見える範囲の違いや、死角を知っておくことが重要になります。

ミラーは小さいので視界が狭くなります。どこが映って、どこが映らないかを確認しておきましょう。

また、車線変更をするときの、後続の車の動きを見てください。

ナナメ後ろにいる車は、どのくらいの距離感ならば、こちらのウインカーに気づくのか、気づかないのか。

左からすり抜けていくバイクや自転車が、どれほど見えにくいのかも体験しておくと良いと思います。

まとめ

これらのトレーニングは、ペーパードライバーが実際の運転経験がない場合でも、交通安全意識の向上や適切な運転マナーの習得に役立ちます。

ただし、実際の運転経験が重要な要素であることを忘れずに。

トレーニングと並行して実際の運転を積極的に経験することが大切です。

また、ドライバーに質問する際は、ドライバーの集中力を削がないように配慮してくださいね。